“ヂヤウカア”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
戯奴50.0%
戲奴50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから暫時しばらくつて、殆素つ裸の俄作りの戯奴ヂヤウカアは外の出窓に両脚を恍惚うつとりと投げ出して居た。而して今霊岸島の屋根瓦の波の上にくるくると落ちかかる真赤な太陽の光をぢつと眺めて居る。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
立派な戯奴ヂヤウカアだ、これでひとつ浮かれて退けるか。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
殘された私はまた陰鬱な、そのなかにいらいらとした赤い戲奴ヂヤウカアのやうな心を閃めかす氣の短い感情の激しい二十歳の生活に入つた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)