“戦悚(ぞっ)” の例文
旧字:戰悚
径(こみち)に被(かぶ)さった樹々の葉に、さらさらと渡って、裙(すそ)から、袂から冷々(ひやひや)と膚(はだ)に染み入る夜の風は、以心伝心二人の囁を伝えて、お雪は思わず戦悚(ぞっ)とした。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)