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戌刻
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いつゝどき
ふりがな文庫
“
戌刻
(
いつゝどき
)” の例文
聞居るお政の
辛
(
つら
)
さ
殘念
(
ざんねん
)
さ
辯解
(
いひわけ
)
なすとも
實
(
まこと
)
にせず
口惜涙
(
くやしなみだ
)
に
咽
(
むせ
)
返る心の中ぞ
哀
(
あは
)
れなり然るに天の助けにや
或夜
(
あるよ
)
戌刻
(
いつゝどき
)
とも思ふ頃下谷
車坂
(
くるまざか
)
より出火して火事よ/\と立騷ぎければ宅番の者ども大いに驚き皆々我家へ歸り見るに早火の紛は
破落々々
(
ばら/\
)
と來たり殊に風も
烈
(
はげ
)
しければ今にも
燒
(
やけ
)
て來るかと皆々
周章狼狽
(
あわてふためき
)
手に/\荷物を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
戌
漢検1級
部首:⼽
6画
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
“戌刻”で始まる語句
戌刻半
戌刻過
戌刻頃
戌刻前