懐中附木かいちゅうつけぎ)” の例文
わし此処こゝ懐中附木かいちゅうつけぎを持ってる、江戸見物に行った時に山下で買ったゞが、赤い長太郎玉ちょうたろうだまあれと一緒に買っただが、附木だって紙っきれだよ、火絮ほくちがあるから造作もねえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と懐から手丸提灯てまるぢょうちんを取出し、懐中附木かいちゅうつけぎへ火を移して、蝋燭へ火をともして前へ差出し
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)