トップ
>
態度
>
ふり
ふりがな文庫
“
態度
(
ふり
)” の例文
七兵衛も気が知れない男だが、口では早く蔵えの、いやになるのといいながら、それを横目で見て見ない
態度
(
ふり
)
をしながら、いつまでも坐っているお絹の気も知れない。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
信吾は、成べく平静な
態度
(
ふり
)
をして、その足で直ぐ加藤医院を訪ね、学校を訪ねた。彼は夕方までに帰つて、吉野や妹共と一緒に踊見物に出る約束を忘れてはゐなかつた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
その障子で、姿を仕切って、
高縁
(
たかえん
)
から腰を
下
(
おろ
)
して、
裾
(
すそ
)
を踏落した……と思う
態度
(
ふり
)
で、手を
伸
(
のば
)
して、私においでおいでをする。それが、白いのだけちらちらする、する度に
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
わたしは聞えぬ
態度
(
ふり
)
をした。
愚かな父
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“態”で始まる語句
態
態々
態〻
態勢
態姿
態態
態様
態色
態裁
態面