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愛嬌
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あいきよう
お俊は両親の紳士を伴へるを見るより、
慌忙く起ちて
来れるが、顔好くはあらねど
愛嬌深く、いと善く父に
肖たり。高島田に
結ひて、
肉色縮緬の羽織に
撮みたるほどの肩揚したり。
蒲「さうして
髪の
癖毛の具合がな、
愛嬌が有つたぢやないか。デスクの上に
頬杖を
抂いて、かう下向になつて
何時でも
真面目に講義を聴いてゐたところは、
何処かアルフレッド大王に
肖てゐたさ」
“愛嬌”の意味
《名詞》
愛 嬌 (あいきょう 別表記:愛敬)
表情などにかわいげがあること。
人のかわいらしさ。
人をひきこむために意図的に発するしぐさやことば。
(接頭辞「御」を付けて)商店や座などで、興を添えるもの。サービス。
(接頭辞「御」を付けて)寛大に許せるような失敗。見る人の緊張がほぐれかわいらしく感じる欠点。
(出典:Wiktionary)