“惴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はや33.3%
おそれ33.3%
はじ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人ははやる心を静めて、じっと寺の外に立っていた。その間に時は用捨なく移って、やがて夕暮の色と共に、棗の実をみ落すからすの声が、寂しく空に響くようになった。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ここにおいてか警察部長チーフコンステーブルは万一をおもんぱかり、彼に向かってせつに集会を中止せんことを求めたけれども、元来彼ロイド・ジョージは、自らかえりみてなおからずんばかつ寛博かんぱくといえどもわれおそれざらんや
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
自らはじらぬ罪は謹んで負う。(大正十四年三月三十一日夜)
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)