惡漢共わるものども)” の例文
見て呵々から/\と打笑ひ扨も能氣味哉よききみかな惡漢共わるものども逃失にげうせたりと云つゝ半四郎のそばに立寄是々氣をたしかに持れよと抱起だきおこして懷中の氣付を與へ清水を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
立廻る駕籠舁かごかき惡漢共わるものども門邊かどべを通りかゝりしが兩人の樣子を見て此所へ這入はひり來りしかば八五郎はわるやつが來りしとは思へどもあだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とらふかヱイと二人を左右へ一度に投付れば惡漢共わるものども天窓あたまを抱へ雲をかすみと逃失けり藤八は後見送りおつなせりふの機會はずみからヤア逃るは/\時に御旅人怪我けがは無かと九助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)