“情願”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうぞ66.7%
じょうがん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ファッツの妻が夫の介性かいしょうなさに飽き果て情願どうぞ道中でコロリと参って再び生きて還らぬようと、餅に大毒を入れそれと勘付かれぬよう夥しく香料と砂糖を和して渡したやつだが
手がさわるごとに殖えて往く、ところへかの僧を門前払いにした婦やって来て、仔細を聞き、追い尋ねてやっとかの僧を見附け、わが夫の性がころりと改まったから、今夜情願どうぞ拙宅へと勧めると
もし女にこれから先の苦労をさせまいという情願じょうがんが本当なら、自分がそっと身を引いてしまうのが一番いはずである。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)