“悪痛”の読み方と例文
読み方割合
いた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身に悪痛いたみを感ずるような寒気が沙原に降る。怖れとおどろきにいずれの方角を撰ぶという余裕がなかった。彼は闇の中に幾たびかつまずいた。そのたびに柔かな沙地にひざまずいた。最後に、急な崖から転倒した。
薔薇と巫女 (新字新仮名) / 小川未明(著)