悪来あくらい)” の例文
新しい祠堂というのは、張繍との戦に奮戦して討死した悪来あくらい典韋てんいのために建てたびょうであった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうしてさまよっているうちに、ようやく自分を捜している悪来あくらいに出会った。そして悪来に庇護ひごされながら、辻々で血路を斬り開き、東の街道に出る城外の門まで逃げてきた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
誰かと思えば、これなん先ごろ召抱えたばかりの悪来あくらい——かの典韋てんいであった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ウーム、いにしえ悪来あくらいにも劣らない男だ」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「典韋だ! 悪来あくらいだ!」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)