“悪来”の読み方と例文
読み方割合
あくらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新しい祠堂というのは、張繍との戦に奮戦して討死した悪来あくらい典韋てんいのために建てたびょうであった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうしてさまよっているうちに、ようやく自分を捜している悪来あくらいに出会った。そして悪来に庇護ひごされながら、辻々で血路を斬り開き、東の街道に出る城外の門まで逃げてきた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
誰かと思えば、これなん先ごろ召抱えたばかりの悪来あくらい——かの典韋てんいであった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)