悪好わるず)” の例文
朝のふき掃除がすんでしまうと、その仲間に加わって、時のたつのを知らずに話にふけっていたお島は、新建しんだちの奥座敷で、昨夜ゆうべ悪好わるずきな花に夜をふかしていた主婦の、起きて出て来る姿をみると
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)