“悪因縁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あくいんねん80.0%
あくいんえん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六郷川の中洲の蘆間にただ一度のちぎりから、海賊の娘と旗本の若殿との間に、業病ごうびょうの感染。悪因縁あくいんねんうらみは今も仰々子ぎょうぎょうしが語り伝えている。
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
悪因縁あくいんねんにつながる雲竜うんりゅう双剣そうけん、刀乾雲丸は再び独眼片腕の剣鬼丹下左膳へ。そうして脇差坤竜丸は諏訪栄三郎の腰間こしへ——。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
国民小説という赤い表紙の四六版の本の中には、「地震」と「うき世の波」と「悪因縁あくいんえん」という三編がある。それがおもしろいから読めと和尚さんは言った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)