“因縁話”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんねんばなし66.7%
いんねんばな33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ですから、このやうな単調な話よりも、さつきの作家の先生との因縁話いんねんばなしでもしませうか。——君にそれが何かお役に立てばよいが。——もう十二三年も前になりますか——
亜剌比亜人エルアフイ (新字旧仮名) / 犬養健(著)
たるき、縁、床板に至るまで、一本のけやきを以て建てたのがこの本堂だそうでございます、それはいろいろと因縁話いんねんばなしもございますようですが、ともかく、ごゆっくり、ごらん下さいまし……
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「その伜の時、寒磬寺かんけいじかねの音を聞いて、急に金持がにくらしくなった、因縁話いんねんばなしをさ」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)