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悠然
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のつそり
ふりがな文庫
“
悠然
(
のつそり
)” の例文
老優は上着を着終るのも待たず
白襯衣
(
ブランシユシユミイズ
)
の上へ
袴
(
パンタロン
)
を
穿
(
は
)
いた
儘
(
まゝ
)
、ロダンの彫像が動き出した様な
悠然
(
のつそり
)
した老躯を進めて、嵐の海の様に白い大きな二つの
僻
(
ひが
)
ら目で見
下
(
おろ
)
しながら
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
腹が減つたので
異
(
ちが
)
つた
路
(
みち
)
を登つて街へ引返したが、黒塗の大きな木靴を
引
(
ひき
)
ずつて敷石の上に音をさせ
乍
(
なが
)
ら
悠然
(
のつそり
)
と歩く
肥
(
ふと
)
つた老人が土地で一流の
料理屋
(
レスタウラン
)
「アンリイ四世楼」を教へて
呉
(
く
)
れた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
悠
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“悠然”で始まる語句
悠然見南山