スデ)” の例文
仍、スデハタ広物ヒロモノ、鰭の狭物サモノを追ひ聚めて、は、天つ神のみ子に仕へまつらむやと問ふ時に、諸の魚皆、仕へまつらむとマヲす中に、海鼠白さず。
古事記の「カレ高天原皆暗く、葦原中つ国スデに闇し。此に因りて常夜往く……」とあるとこよゆくもはなはだ固定した物言ひで、或は古事記筆録当時既に、一種の死語として神聖感を持たれた為に
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)