“恩沢”の読み方と例文
旧字:恩澤
読み方割合
おんたく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このような亜成層圏飛行でも、やはり右にのべた恩沢おんたくはある程度あるらしい。そこでは、いつも西風が吹いているという。
成層圏飛行と私のメモ (新字新仮名) / 海野十三(著)
「みな父の遺徳、祖先の恩沢おんたくだ。……わしはまだわしとして、真に、領民から土下座をうけるほどな何事もしていない」
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だから佐助のためよりも春琴のために計らったことなのであるが結果から見れば佐助の方がはるかに多く恩沢おんたくに浴した。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)