“恐察”の読み方と例文
読み方割合
きょうさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日、功臣閣での帝の御気色といい、その折の意味ありげなおことばといい、董承は、ただごとではないと恐察きょうさつしていた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あらゆるものに耐えておいで遊ばすものと恐察きょうさつしておりますれば……同じ憂いと同じ目的は抱いても、人見と行動をともにすることは、拙者の節義がゆるしません
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ことにわかに、和談なつかまつりました儀については、さだめて御当家にとられては、意外とも、心外とも、思し召しは、恐察きょうさつのほかござりませぬが、それには、主人信雄様にも、事実
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)