“恍(とろ)” の例文
その嬉しさのうちには、やはり胸を騒がせるような戦(おのの)きが幾度か往来(ゆきき)をします。その戦きはお君にとって怖ろしいものでなく、心魂(しんこん)を恍(とろ)かすほどに甘いものでありました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)