思食おぼしめ)” の例文
ト何処かの隠居が、菊細工を観ながら愚痴をこぼしたと思食おぼしめせ。(看官)何だ、つまらない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
あさましき悪世の凡夫ぼんぷの。諂曲てんごくの心にて。かまえつくりたるのり物にだにも。かかる他力あり。まして五劫ごこうのあいだ。思食おぼしめしさだめたる。本願他力の船いかだにのりなば。生死の海をわたらん事。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)