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怕々
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こわごわ
ふりがな文庫
“
怕々
(
こわごわ
)” の例文
で、母が来いと云うから、
跟
(
あと
)
に
随
(
つ
)
いて
怕々
(
こわごわ
)
奥へ行って見ると、父は未だ居る医者と何か話をしていたが、私の
面
(
かお
)
を見るより、何処へ行って居た。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
さすが気丈の赤堀先生もぎょっとなりまして
怕々
(
こわごわ
)
すかして見ましたところ、子按摩はやはりいたので厶りました。
十万石の怪談
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
行
(
ゆき
)
ちがへに三之助、此処と聞きたる
白金台町
(
しろかねだいまち
)
、相違なく尋ねあてて、我が身のみすぼらしきに姉の肩身を思ひやりて、勝手口より
怕々
(
こわごわ
)
のぞけば、
誰
(
た
)
れぞ来しかと
竈
(
かまど
)
の前に泣き伏したるお峯が
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
しかも金水引に
熨斗
(
のし
)
をつけた見事なその菓子折を差出しておくと、奇怪なあの目を空に見開いたまま、ふるえふるえあとずさりして、物をも言わずに
怕々
(
こわごわ
)
とそのまま消えるように立ち去りました。
旗本退屈男:10 第十話 幽霊を買った退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
怕
漢検1級
部首:⼼
8画
々
3画
“怕”で始まる語句
怕
怕者
怕事
怕恐
怕敷