怒脈どみゃく)” の例文
しかもお眼は怒脈どみゃくをひそめ、匹夫ひっぷのごとき怒りと、婦人のような涙とを、一眼のうちにたたえておられる。——夜、手足の爪までこごえるような冷えをお覚えなさらぬか。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「眼に怒脈どみゃくがあるな、これは強い鳥だ。弱い鳥ではいけない。鉄口を持って来い。」
王成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)