念阿ねんあ)” の例文
ちょうどその日は、高足の聖信房湛空たんくうだの、勢観房源智せいかんぼうげんちだの、念仏房念阿ねんあなど初め、そのほか多くの人たちが来て集まっていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西仙房さいせんぼう心寂しんじゃく聖光房しゃっこうぼう弁長べんちょう、また空源くうげんとか、念阿ねんあとか、湛空たんくうなどの人たちは、範宴も以前から知っている顔であった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
禅房の友だちたちには、熊谷蓮生房くまがいれんしょうぼうがいた。空源がいた。念阿ねんあがいた。湛空たんくうがいた。安居院あごいの法印も時折にみえる。そして綽空の更生を心からよろこんだ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)