“ねんあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年明88.9%
念阿11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もうこれで年明ねんあけか。随分引っ張り廻したね」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「お前とわたしの名を浄瑠璃に唄われとうはない。わたしが二十五の年明ねんあけまでは、おたがいに辛抱が大事でござんすぞ」
心中浪華の春雨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ちょうどその日は、高足の聖信房湛空たんくうだの、勢観房源智せいかんぼうげんちだの、念仏房念阿ねんあなど初め、そのほか多くの人たちが来て集まっていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西仙房さいせんぼう心寂しんじゃく聖光房しゃっこうぼう弁長べんちょう、また空源くうげんとか、念阿ねんあとか、湛空たんくうなどの人たちは、範宴も以前から知っている顔であった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
禅房の友だちたちには、熊谷蓮生房くまがいれんしょうぼうがいた。空源がいた。念阿ねんあがいた。湛空たんくうがいた。安居院あごいの法印も時折にみえる。そして綽空の更生を心からよろこんだ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)