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年明
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ねんあ
ふりがな文庫
“
年明
(
ねんあ
)” の例文
おなじ
年明
(
ねんあ
)
きを引摺り込むにしても、もう少し眞人間らしいのを連れて來ればいゝのに、權三の奴めも見かけによらねえ
洟
(
はな
)
つ
垂
(
た
)
らし野郎だ。
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
亀吉の
精悍
(
せいかん
)
さが眼立ちもしたが、平三の背景は亀吉とちがって、おおかめさんの
連合
(
つれあい
)
が若い時分、吉原の
年明
(
ねんあ
)
けの女郎が尋ねてきたのを、車力宿で
隠囲
(
かくま
)
ってやっていたというのが、不心得で
旧聞日本橋:23 鉄くそぶとり(続旧聞日本橋・その二)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「もうこれで
年明
(
ねんあ
)
けか。随分引っ張り廻したね」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「お前とわたしの名を浄瑠璃に唄われとうはない。わたしが二十五の
年明
(
ねんあ
)
けまでは、おたがいに辛抱が大事でござんすぞ」
心中浪華の春雨
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
もう
年明
(
ねんあ
)
け前でもあったが、それでも何やかやで三十両ばかりの金がいるので、豊吉は抱え主にたのんで先ず半金の十五両を入れて、女を自分の方へ引き取ることにした。
半七捕物帳:28 雪達磨
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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彼女は品川の女郎あがりで、
年明
(
ねんあ
)
きの後に六本木の明石鮨へ身を落ちつけたのである。
半七捕物帳:65 夜叉神堂
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
運んだ効能はある。それでもう大抵
見当
(
けんとう
)
は付いたが、今度はその鬼っ児の出どころだ。いや、それもすぐに判るだろう。それでお前の方はもう
年明
(
ねんあ
)
けらしい。おれは脇へ廻るからここで別れようぜ
半七捕物帳:17 三河万歳
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
隣りの家で訊いてみると、元はよし原に勤めていたお京という女で、
年明
(
ねんあ
)
きの後に槌屋という質屋の隠居の世話になって、囲い者のように暮らしているんです。それからはいって行って調べました。
半七捕物帳:56 河豚太鼓
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“年明”の解説
年明(としあき、生没年不詳)とは、明治時代の浮世絵師。
(出典:Wikipedia)
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
“年明”で始まる語句
年明後