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ふりがな文庫
“
志津
(
しづ
)” の例文
そこまでは村から
行程
(
かうてい
)
十四里である。第二日は、まだ暁にならぬうちに
志津
(
しづ
)
といふ村に著いて、そこで
先達
(
せんだつ
)
を頼んだ。それからの山道は
雪解
(
ゆきどけ
)
の水を渡るといふやうなところが度々あつた。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
瀧の尾の裏から
八風
(
やつぷう
)
を越えて
女峯
(
によほう
)
の
七瀧
(
なゝたき
)
に登つて行く路、裏見の荒澤の谷からその岸を縫つて栗山へと通じてゐる富士見越の路、
大眞名子
(
おほまなご
)
、
小眞名子
(
こまなご
)
の裾を掠めて
志津
(
しづ
)
の行者小屋に達する路
日光
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「少し下がって、千手院、
手掻
(
てがい
)
、
志津
(
しづ
)
、
長船
(
おさふね
)
もの」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
志津
(
しづ
)
村の飛行隊は、緊張のてっぺんにあった。
空襲警報
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
鉄
(
かね
)
の鎖で辛うじて谿底の方へくだつて行つたことだの、それから、谿間の
巌
(
いは
)
から湯が威勢よく
湧
(
わ
)
いてながれてゐるところだのをおぼえてゐる。もどりに
志津
(
しづ
)
に一泊して、びしよぬれの衣服をほした。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
志
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
津
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
“志津”で始まる語句
志津野
志津馬
志津ヶ岳
志津胤氏
志津女久左衛門