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心張
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しんばり
ふりがな文庫
“
心張
(
しんばり
)” の例文
それから、今朝は物置に入つてゐると、外から戸を締めて、
輪鍵
(
わかぎ
)
をかけて
心張
(
しんばり
)
をした上、炭俵へ火を
點
(
つ
)
けた者があります。
銭形平次捕物控:024 平次女難
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
見ると板戸は
閉切
(
たてき
)
ってあるものの
内側
(
うち
)
から
心張
(
しんばり
)
がかかっている様子がまんざら無人とは思われない。
釘抜藤吉捕物覚書:04 槍祭夏の夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「つね。おもての雨戸の
心張
(
しんばり
)
を、固くして、誰が来ても、決して開けちゃならねえぞ」
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
この家の
主人
(
あるじ
)
が先立ちで、駕籠屋、馬方など避難の連中が、ビシビシと戸を締めきり、内から
枢
(
くるる
)
を卸した上に、
心張
(
しんばり
)
をかい、なお、万一の時の用意に、慶長年代の火縄の鉄砲を主は持ち出し
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「窓の戸が少し開いて居りました。格子が無いので、不用心だからと、
棧
(
さる
)
をおろした上に、
心張
(
しんばり
)
まであるのですが、それが、見えなくなつて居ります」
銭形平次捕物控:273 金の番
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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飛出そうとすると表もお勝手も、外から薪で
心張
(
しんばり
)
がして、動きゃアしません。
銭形平次捕物控:044 お民の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「そういえば、雨戸に
心張
(
しんばり
)
がありませんでした」
銭形平次捕物控:094 死相の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“心張”で始まる語句
心張棒