御薙髪ごていはつ)” の例文
寛永元年五月安南船あんなんせん長崎に到着候節、当時松向寺殿は御薙髪ごていはつ遊ばされそろてより三年目なりしが、御茶事ちゃじ御用おんもちいなされそろ珍らしき品買求め候様おおせ含められ、相役あいやくと両人にて、長崎へ出向き候。
寛永元年五月安南船あんなんせん長崎に到着候時、三斎公は御薙髪ごていはつ遊ばされ候てより三年目なりしが、御茶事おんちゃじ御用おんもちいなされ候珍らしき品買い求め候様おおせ含められ、相役あいやく横田清兵衛と両人にて、長崎へ出向き候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)