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御灯
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ミアカシ
ふりがな文庫
“
御灯
(
ミアカシ
)” の例文
旧字:
御燈
何処
(
ドコ
)
からか吹きこんだ朝山
颪
(
オロシ
)
に、
御灯
(
ミアカシ
)
が消えたのである。
当麻語部
(
タギマカタリ
)
の姥も、薄闇に
蹲
(
ウヅクマ
)
つて居るのであらう。姫は
再
(
フタタビ
)
、この老女の事を忘れてゐた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
山颪
(
ヤマオロシ
)
に吹き
暴
(
サラ
)
されて、荒草深い
山裾
(
ヤマスソ
)
の斜面に、
万法蔵院
(
マンホフザウヰン
)
の細々とした
御灯
(
ミアカシ
)
の、
煽
(
アフ
)
られて居たのに目馴れた人たちは、この幸福な
転変
(
テンペン
)
に、目を
睜
(
ミハ
)
つて居るだらう。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
今ふつと明るくなつた
御灯
(
ミアカシ
)
の色で、その姥の姿から、顔まで一目で見た。どこやら、覚えのある人の気がする。さすがに、姫にも人懐しかつた。ようべ家を出てから、
女性
(
ニヨシヤウ
)
には、一人も逢つて居ない。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“御灯”の意味
《名詞》
神仏などの前に灯す灯火の丁寧語。
(出典:Wiktionary)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
灯
常用漢字
小4
部首:⽕
6画
“御灯”で始まる語句
御灯明
御灯明皿