“御灯明皿”の読み方と例文
読み方割合
おとうみょうざら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人がこの禿を見た時、第一彼の脳裏のうりに浮んだのはかのいえ伝来の仏壇に幾世となく飾り付けられたる御灯明皿おとうみょうざらである。彼の一家いっけは真宗で、真宗では仏壇に身分不相応な金を掛けるのが古例である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)