御慈悲願おじひねが)” の例文
せんと妻を奉公にいだし夫より不※ふと出來心にて質屋しちや夜盜よたうに入りし事あらはれ既に御仕置おしおきにも極まる由夫故御慈悲願おじひねがひをせんと存ずる處に又吉原より女郎初瀬留吉之助殿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はりかけるにぞ家主はあわ狼狽ふためき漸々やう/\と兩人をとゞめ今二人とも此處にて死なれては我一人の難儀なり何分なにぶん此儀このぎは我等にまかせ給へよしや無事にゆかず共せめては喜八が御慈悲願おじひねがひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)