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御徒士町
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おかちまち
ふりがな文庫
“
御徒士町
(
おかちまち
)” の例文
御徒士町
(
おかちまち
)
の叔父の家に、彼は、その日から窮屈な禁足を命ぜられた。六畳間の座敷
牢
(
ろう
)
だ。読書以外、庭へ出るのも、許されない。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
御徒士町
(
おかちまち
)
の——なるほどそうか。親御の五兵衛さんがどうしたんだ。最初から順序を立てて、詳しく聴かして貰おう」
銭形平次捕物控:072 買った遺書
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それに就いて
罷出
(
まかりで
)
ました……無面目に、お家を
窺
(
うかが
)
い、
御叱
(
おしかり
)
を蒙ったで、恐縮いたすにつけても、前後
申後
(
もうしおく
)
れましてござるが、老人は下谷
御徒士町
(
おかちまち
)
に借宅します
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あの
御徒士町
(
おかちまち
)
の通りのツン/\したプラターヌスの葉も真青になりました。
編輯室より:(一九一三年七月号)
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
「
御徒士町
(
おかちまち
)
の——成程さうか。親御の五兵衞さんが何うしたんだ。最初から順序を立てゝ、詳しく聽かして貰はう」
銭形平次捕物控:072 買つた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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與三郎を殺した時は
御徒士町
(
おかちまち
)
まで藥取りに行つたに相違ないにしても、無理に都合をして、首尾よく與三郎をおびき出せば、お茶の水まで廻る隙が無いとは言へず
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
親分さん——
父
(
とと
)
さんの出入りの御屋敷で御目見以上というと、三軒しかありません。一軒は
金助町
(
きんすけちょう
)
の
園山若狭
(
そのやまわかさ
)
様、一軒は
御徒士町
(
おかちまち
)
の吉田
一学
(
いちがく
)
様、あとの一軒は
同朋町
(
どうぼうちょう
)
の
篠塚三郎右衛門
(
しのづかさぶろうえもん
)
様
銭形平次捕物控:051 迷子札
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
今では
御徒士町
(
おかちまち
)
の吉田一学様のところにいるが、奥方は毎日見舞い、弟の勇三郎も時々見舞っているが、いい
塩梅
(
あんばい
)
に持ち直して、二三日でけろりと治り、今では元の身体になったということですよ
銭形平次捕物控:051 迷子札
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
自分で
御徒士町
(
おかちまち
)
までお糸の合藥を買ひに行つてゐますよ。
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
徒
常用漢字
小4
部首:⼻
10画
士
常用漢字
小5
部首:⼠
3画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“御徒士町”で始まる語句
御徒士町辺