“金助町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんすけちょう75.0%
きんすけちよう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と月あまり経ったある日、秋月九十郎はかつての恋敵妻木右太之進を、湯島金助町きんすけちょうの屋敷に訪ねたのは、何んという風の吹き廻しでしょう。
「ずっと京橋の金助町きんすけちょうにおりまして、麹町にまいりましたのはついこの春。酒も飲まず、実体じっていな男というきり、くわしいことは存じませんです」
組屋敷は本郷森川町にあるが、庄兵衛はいたって内福なので、すこし離れたこの金助町きんすけちように手広い邸をかまえて住んでいる。
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)