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御巫
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ミカムコ
ふりがな文庫
“
御巫
(
ミカムコ
)” の例文
夜の明け方に、
中臣
(
ナカトミ
)
・
斎部
(
イムベ
)
の官人二人、人数引き連れて陰明門におとづれ、
御巫
(
ミカムコ
)
(宮廷の巫女)どもを随へて、殿内を廻るのであつた。
古代生活の研究:常世の国
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
国魂の神の巫女なる
御巫
(
ミカムコ
)
や釆女等の勢力が殖えるまでは、猿女が鎮魂呪法奉仕を中心に、中臣・斎部と対照せられてゐた。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
大殿
祭
(
ホカヒ
)
を行ふ日の夜明けに、中臣・斎部の、官人・
御巫
(
ミカムコ
)
等行列を作つて常用門と言ふべき延政門におとづれて、其処から入つて斎部が祝詞を唱へて廻る。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
大殿祭の日の明け方、神人たち
群行
(
グンギヤウ
)
して延政門に訪れ、門の開かれるを待つて、宮廷の巫女なる
御巫
(
ミカムコ
)
等を隨へて、主上日常起居の殿舍を祓うて𢌞るのであつた。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
御巫
(
ミカムコ
)
の「
宇気
(
ウケ
)
」を桙で衝くのは、魂を呼び出す手段である。
小栗外伝:(餓鬼阿弥蘇生譚の二)魂と姿との関係
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
巫
漢検1級
部首:⼯
7画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂