御仁惠ごじんけい)” の例文
新字:御仁恵
如何樣にも仰付おほせつけられ主人儀は何卒御仁惠ごじんけいの御沙汰願ひ奉つると申立けるに大岡殿呵々から/\わらはれコレ平左衞門其方の申處至つて忠臣ちうしんの樣にきこゆるなりしかしながら爰に少しせぬことが有ぞ其は住吉町吉兵衞のむすめしまころされぬ以前かね覺悟かくごせしと見えて渠が遺書あり其文言もんごん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)