“後腐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あとくさ83.3%
あとぐさ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書く人間がゐちやはふつては置けません。一度はイヤな思ひをなさるつもりで、この書き手を搜し出し、後腐あとくされのないやうになさいませ
もしも出会ったら最後、息の根を止めるだけじゃなくって、お前や坊主まで、後腐あとくされを怖がってバラすにきまっている。
沓掛時次郎 三幕十場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
死者もその間は死恥しにはぢをさらさぬ譯にはゆかぬし、死者の遺族などは重々困難の立場に立つ譯だ。自殺は人の勝手のやうなものだが、華嚴飛び込くらゐ智慧の無い、後腐あとぐされの多い、下らない死方しにかたは無い。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)