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後腐
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あとくさ
ふりがな文庫
“
後腐
(
あとくさ
)” の例文
書く人間がゐちや
抛
(
はふ
)
つては置けません。一度はイヤな思ひをなさるつもりで、この書き手を搜し出し、
後腐
(
あとくさ
)
れのないやうになさいませ
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
もしも出会ったら最後、息の根を止めるだけじゃなくって、お前や坊主まで、
後腐
(
あとくさ
)
れを怖がってバラすにきまっている。
沓掛時次郎 三幕十場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
「こっちも、買うという話じゃない。
抵当
(
かた
)
になら、あの山の茶畑に見込があるから、預かってもいいということなのだ。だが、そう
後腐
(
あとくさ
)
れがあるようじゃ困るから、百さん、気のどくだが、この話はまず、破談だな」
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「死んだ妹さんのせゐにしちや氣の毒だ。思ひ切つて、皆んな言つた方が、
後腐
(
あとくさ
)
れがなくて宜くはないかね」
銭形平次捕物控:162 娘と二千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
この一件を小耳に
挟
(
はさ
)
むと、止めるを
肯
(
き
)
かずに飛び出しましたが、此方が頼んだ訳ではなし、金五郎が勝手に買って出たのですから、おかみさんは高見で見物していれば
後腐
(
あとくさ
)
れなく片付きます。
瞼の母
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
腐
常用漢字
中学
部首:⾁
14画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世