待駒まちごま)” の例文
ある時将棋しょうぎをさしたら卑怯ひきょう待駒まちごまをして、人が困るとうれしそうに冷やかした。あんまり腹が立ったから、手に在った飛車を眉間みけんたたきつけてやった。眉間が割れて少々血が出た。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)