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往来
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とおり
ふりがな文庫
“
往来
(
とおり
)” の例文
旧字:
往來
逃げ出すんだ……なんでもいいから俺の云う通りにしなさい。
往来
(
とおり
)
に自動車が待たしてあるから、それに乗るんだよ、大急ぎ大急ぎ……
水晶の栓
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
言いすてると浪人は主税へ背を向け、夕陽が消えて宵が迫っているのに、なおも人通りの多い
往来
(
とおり
)
を、本所の方へ歩いて行った。
仇討姉妹笠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
二人の武士が下谷の
往来
(
とおり
)
を、批評がましく噂しながら通る、片腹痛く存じましたので、前へ廻って笑ってやりましたところ、後を
尾行
(
つ
)
けて参りました。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
神道無念流の大剣豪、戸ヶ崎熊太郎が内門弟の一人、平松清三郎を供に連れて、下谷の
往来
(
とおり
)
を歩いていた。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
さてその日も、ご飯を頂戴いたしましたので、台所口から出て、
塀
(
へい
)
に添って
往来
(
とおり
)
の方へ歩いて行きました。
怪しの者
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
で、左右を
海鼠
(
なまこ
)
壁によって、高く仕切られているこの
往来
(
とおり
)
には、真珠色の春の夜の靄と、それを
淹
(
こ
)
して射している月光とが、しめやかに充ちているばかりであった。
仇討姉妹笠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
往来
(
とおり
)
の真ん中へ足を止どめ、胴顫いする心持ちで、もう一度あたりを見廻してみた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
京助は
往来
(
とおり
)
を走っている。
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
往
常用漢字
小5
部首:⼻
8画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“往来”で始まる語句
往来中
往来際
往来止
往来側
往来傍
往来状
往来繁
往来餽遺