彼処あれ)” の例文
旧字:彼處
実は彼処あれにて聞兼きゝかねて居りましたが、如何にも相手が悪いから、お嬢様をお連れ遊ばしてさぞかし御迷惑でござろうとお察し申します、入らざる事と思召おぼしめすかしらんが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
毎度馬をこころみて、向島を廻って上野の方にかえって来るとき、何でも土手のような処を通りながら、アヽ彼処あれが吉原かと心付こころづいて、ソレではこのまゝ馬にのって吉原見物をようじゃないかと云出いいだしたら
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
富「其様な大きな声をするな、是から縁側づたいにまいるのだ、間違えてはいかんよ、彼処あれへ出るとすぐにお目見え仰せ付けられるが、不躾ぶしつけに殿様のお顔を見ちゃアなりませんよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)