トップ
>
彼処
>
あれ
ふりがな文庫
“
彼処
(
あれ
)” の例文
旧字:
彼處
実は
彼処
(
あれ
)
にて
聞兼
(
きゝかね
)
て居りましたが、如何にも相手が悪いから、お嬢様をお連れ遊ばして
嘸
(
さぞ
)
かし御迷惑でござろうとお察し申します、入らざる事と
思召
(
おぼしめ
)
すかしらんが
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
毎度馬を
試
(
こころ
)
みて、向島を廻って上野の方に
帰
(
かえっ
)
て来るとき、何でも土手のような処を通りながら、アヽ
彼処
(
あれ
)
が吉原かと
心付
(
こころづい
)
て、ソレではこのまゝ馬に
乗
(
のっ
)
て吉原見物を
為
(
し
)
ようじゃないかと
云出
(
いいだ
)
したら
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
富「其様な大きな声をするな、是から縁側づたいにまいるのだ、間違えてはいかんよ、
彼処
(
あれ
)
へ出ると
直
(
すぐ
)
にお目見え仰せ付けられるが、
不躾
(
ぶしつけ
)
に殿様のお顔を見ちゃアなりませんよ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“彼処”で始まる語句
彼処此処
彼処等
彼処辺
彼処比処