“強腰”の読み方と例文
読み方割合
つよごし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼にして見れば、この事にして成功せんか、一躍子爵の栄誉と巨万の富を得る事も不可能ではないのだから、強腰つよごしたらざるを得ないのだ。
口銭こうせんをとってまとめるのだ。そういうほうの公事くじにも通じていて、おなじ貸金かしの督促にしても、相手を見て緩急よろしきを得る。応対にも、強腰つよごし弱腰よわごしの手ごころをも心得ている。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それが案外の強腰つよごしで、いくら金を積んでもこの地面は譲られぬという挨拶。
顎十郎捕物帳:18 永代経 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)