張済ちょうさい)” の例文
「……ところが、あいにくと、あの美女は、未亡人だそうです。張繍ちょうしゅうの叔父、張済ちょうさいが死んだので、この城へ引きとって張繍が世話をしているのだとか聞きました」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この許昌へ遷都となる以前、長安に威を振っていたもとの董相国とうしょうこくの一門で張済ちょうさいという敗亡の将がある。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
董卓とうたくの旧臣で、その四大将といわれる李傕りかく張済ちょうさい郭汜かくし樊稠はんちゅうなどは、連名して、使者を長安に上せ
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこへ、陝西せんせい地方から張済ちょうさいと称する者が、大軍を率いて仲裁に馳け上り、和睦を押しつけた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郿塢には、郭汜かくし張済ちょうさい李傕りかくなどの大将が一万余の兵を擁して、留守を護っていたが
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
樊稠はんちゅうや、張済ちょうさいの意見に、軍はようやく鎮まった気ぶりだが、なお退かないので帝は
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)