弦切つるぎ)” の例文
谷間たにま気流きりゅうをうけてそれたのか、あるいは弦切つるぎれの微妙びみょうな指さきに、なにかのおちどがあったのだろうか、とにかく、白鳥の峰へとどかぬうち、きりのごとくかげして
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)