“引身”の読み方と例文
読み方割合
ひけみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一歩を譲ることの引身ひけみをも感じていないのだが、お角さんに逢うと、正義も、理窟もなく、無条件で米友がすくんでしまうのは、おかしいくらいです。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
コリャこまった、今から引返すと却て引身ひけみになって追駈けられて後からられる、いっそ大胆に此方から進むにかず、進むからには臆病な風を見せると付上つけあがるから、衝当つきあたるように遣ろうと決心して
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)