“ひけみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引身40.0%
退身40.0%
怯味20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
コリャこまった、今から引返すと却て引身ひけみになって追駈けられて後からられる、いっそ大胆に此方から進むにかず、進むからには臆病な風を見せると付上つけあがるから、衝当つきあたるように遣ろうと決心して
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
この身は、煩悩悪業ぼんのうあくごうの身なればなどと、大慈悲光のもとに、要らざる退身ひけみなど持ち給うなよ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なにぶんにも家柄の低い家から御養子にいらっしゃったと云う怯味ひけみがあるので、まあ大抵のことは黙って大目に見ていらしったようでございます。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)