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引搦
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ひっから
ふりがな文庫
“
引搦
(
ひっから
)” の例文
「さあ、そう、うまく行くか知らん。……内証で呼出したりなんかして、どんな三百代言が
引搦
(
ひっから
)
まろうも知れないからね、
此地
(
こっち
)
は人気が悪いんだから。」
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これはまた余りに
情
(
なさけ
)
ない。町内の
杢若
(
もくわか
)
どのは、
古筵
(
ふるむしろ
)
の両端へ、
笹
(
ささ
)
の葉ぐるみ青竹を立てて、縄を渡したのに、幾つも
蜘蛛
(
くも
)
の巣を
引搦
(
ひっから
)
ませて、
商売
(
あきない
)
をはじめた。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
搦
漢検1級
部首:⼿
13画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出