引括ひっくゝ)” の例文
最前から森下の植込うえごみの蔭に腕を組んで様子をうかごうて居るのはの遠山權六で、さきに松蔭の家来有助を取って押えたが、松蔭がお羽振がいので、事を問糺といたゞさず、無闇に人を引括ひっくゝり、かみへ手数を掛け
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)