“引変”の読み方と例文
旧字:引變
読み方割合
ひきか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見廻す街の光景は初夜の頃入場したる時のにぎやかさには引変ひきかへて、しづまり行くよるの影深く四辺あたりめたれば、身は忽然見も知らぬ街頭に迷出まよひいでたるが如く、朧気おぼろげなる不安と、それに伴ふ好奇の念に誘はれて
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)