“弔燭台”の読み方と例文
読み方割合
つりしょくだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古風いにしえぶりを存ぜる弔燭台つりしょくだい黄蝋おうろうの火遠く光の波をみなぎらせ、数知らぬ勲章、肩じるし、女服の飾などを射て、祖先よよの油画あぶらえの肖像の間に挾まれたる大鏡に照反てりかえされたる、いへば尋常よのつねなり。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)